そのため、日本ドラッグストアは日本小売業において重要な位置を占めている。そして、日本ドラッグストアの発展は東南アジアと台湾ドラッグストア業態への発展にきわめて重要な効果を働き、アジアドラッグストア業態の鼻祖だと言える。
一方、中国でも近年、新しい小売業態の一つとして、ドラッグストアは注目されるようになっている。近年では、百貨店やスーパーマーケットなどの伝統的な業態が衰退する中で、ドラッグストアという新しい販売モデルは中国小売業において、ますます必要になってきた。
しかし、日本のような大きな規模を形成できたドラッグストアの数はまだ少なく、そして、販売種類や人気度などさまざまな面において、まだ日本のドラッグストアとは比べ物にならない。
1。1 研究の背景
日本ウィキペディアの解釈によると、ドラッグストアは、一般用医薬品を中心に健康・美容に関する商品や日用品、生鮮食品以外の食品(飲料・日配食品等)をセルフサービスで短時間に買えるようにした小売業態である。
1984年、アメリカ美容化学協会創始者であるAlbert Klig-manは化粧品化学者全国科学会議において、初めて薬用化粧品(Cosmeceutical)という命名を提出した。薬用化粧品はまた医学スキンケア用品とも言い、医学の角度から皮膚の美容問題を解決することを指している。その性質は薬品と化粧品の間に介在する。一般的に、それが化粧品と薬品に関連性を持たせ、一緒に販売するきっかけだと思われている。
日本におけるドラッグストア業態の市場規模はとても大きく、データによると、2013年に4。6兆円 に達し、成長を続けている。そして、ドラッグストア上場企業のほとんどが、売上規模を拡大している。
前瞻産業研究院によって発表された「2016-2021年中国薬用化粧業界ブランド力競争と投資機会の分析報告」(筆者訳 原文:前瞻产业研究院 《2016-2021年中国药妆行业品牌竞争与投资机会分析报告》)によると、2009年に、中国化粧品市場の売上高は800億元であり、そのうち、薬用化粧品の市場売上高は80-100億円であり、およそ化粧品市場売上高の8%を占めていると指摘した。2013年、中国薬用化粧品の市場規模は230億元くらいになって、大きく増長を見せた。ただし、中国では、薬用化粧品は一般的な化粧品と同じようにデパートなどの売り場で販売されるのがほとんどであり、ドラグストア自体の発展も緩やかであるため、ドラグストアでの販売は、日本ほど普及されていないのは現在の状況である。
1。2 研究の目的论文网
上述のように、日本では、ドラッグストアは主に美容と健康という二つの種類に関する日常生活用品を経営している。いま、ドラッグストアはすでに主に飲食類を取り扱うスーパーマーケット、住まいに関する生活用品店及び日用品販売のコンビニと合わせて、日本小売業の四大支柱業になっている。
一方、中国では、薬用化粧品は近年大きな発展を遂げたが、依然としてデパートでの販売という形になっており、ドラッグストアでの販売は少ない。それで、中国の薬屋は日本のモデルを参考にすることができる。本研究は日本のドラッグストアを研究対象にし、ドラッグストアに関わる文献や資料、データ等を調べ、日本ドラッグストア業界の現状や日本ドラッグストア販売モデルについて筆者なりに考察を行う。さらに、現在中国のドラッグストアと比べ、市場と需要をもっと細分化すべきなど中国のドラッグストアへの啓示を提言してみたい。 日本药妆店销售模式及其对中国的启示(2):http://www.youerw.com/huaxue/lunwen_180127.html