3。 本論文の構成
本稿では,まず第一章で本論文の目的と問題提起を紹介した。次に,第二章で先行研究を参考し,「都」の生起が複文の容認性に与える影響を検討する。そして,「都」が「也」に変換する場合に,複文の容認性を議論する。最後に,本研究の不足および将来の展望をまとめる。
4。 dou(都)の生起
4。1。 疑問代名詞がある文
(1) 无论吃什么东西,他都不会胖。
wulun たべる shenme もの,彼 dou negation hui太る
どんなものを食べても,彼は太らない。
(2) *无论吃什么东西,他不会胖。
wulun たべるshenmeもの, 彼 negation hui 太る
(3) 无论 他怎么喊我,我都不答应。
wulun彼zenme呼ぶ 私,私 dou negation 返事する
いくら彼に呼ばれても,私は返事をしない。
(4) *无论 他怎么喊我, 我不答应。
wulun 彼 zenme 呼ぶ 私,私 negation 返事する
(1)(3)は容認可能になる。(2)(4)は容認できない。なぜ「都」がなければ,容認性が異なるのだろうか。その問題を解明する前に,なぜ(1)(3)が容認できるかを明らかにしなければならない。
陆俭明(1986)は疑問代名詞が疑問と非疑問を表す2つ用法がある。非疑問を表す代名詞は「虚指(不定指示)」あるいは「任指(任意指示)」を表すと指摘している。
袁毓林(2005)は「都」がもともと分配性を持たず,文の分配解釈はただ「都」の加合語義機能の付加効果であると指摘している。
在“都”字句“NPp1+都VP”中,加合算子“都”不仅预设了一个复数性的事件Ep1;并且,还强调是NPp1所指谓的集合中的不同元素全部各自分别参与了VP所指谓的行为,造成了一连串的子事件{e1,e2,…,en。}。这些子事件通过算子“都”的加合操作,变成一个复数性的事件E p1。因此,“都”字句的语义解释必然地会有复数性、全称性和分配性的特点,而这一切都是由算子“都”的加合性语义功能造成的。
「NPp1+都VP」の場合に,加合Operator「都」は前もって複数性の事件Ep1を仮定する。しかも,NPp1が指す集合内の異なる要素がそれぞれにVPが指す行為をする。このために,一連の小事件{e1,e2,…,en。}が起こるということを強調する。「都」の加合操作によってこれらの小事件が複数性の事件E p1になる。だから,「都」がある文の語義解釈は複数性,全称性と分配性がある。この性質は「都」の加合性語義の機能によって生じられる
[袁毓林(2005)A]文献综述
このように,全称解釈になる原因が明らかになる。(1)の場合に,「什么」は「苹果」(りんご),「香蕉(バナナ)」,「冰淇淋(アイスクリーム)」などの食べ物の集合である。「都」によって,「不会胖(太らない)」は「吃苹果」(りんごを食べる),「吃香蕉」(バナナを食べる),「吃冰激淋」(アイスクリームを食べる)などの動作とそれぞれに結ばれる。Ep1は「他吃苹果不会胖」(彼はりんごを食べて,太らない),「他吃香蕉不会胖」(彼はバナナを食べて,太らない)「他吃冰激淋不会胖」(彼はアイスクリームをたべて,太らない)などの小事件の集合である。この集合は「都」の加合性語義の機能によって結ばれる。だから,彼は何でも食べて太らないという全称解釈になる。 中国语无条件让步复句含有无论无条件复句(3):http://www.youerw.com/riyu/lunwen_196883.html