新世紀の女性の就職問題点への分析を通して、中国人女性の就職現状と比べて、中日両国で女性就職の差別性が明らかになる。
キーワード:新世紀、日本人女性、就職、問題点
目 次
はじめに 1
第一章 日本人女性の就職現状 3
1.1 M字型のパタン 3
1.2就職者数の変化 5
第二章 日本人女性の就職における諸問題とその原因 6
2.1日本人女性が面した主な就職問題 6
2.1.1第三産業への集中 6
2.1.2就職の両極化 8
2.1.3職場における男女差別 9
2.2諸問題の原因への探求 10
2.2.1外在的な原因 10
2.2.2女性自身の問題 11
第三章 日本人女性の就職の問題点への思考と啓発 13
3.1社会的な取り組み 13
3.2女性自身の就職意識への働きかけの重要性 15
3.3中国人女性の就職からの啓発 16
おわりに 17
謝 辞 18
参考文献 19
はじめに
筆者は現在中国で就職活動を展開しており、女性の就職について自然に興を持つようになってきている。その中で隣国の日本においては、女性の就職現状はどうなっているか、そしてその原因はどこにあるかについて、たくさんの関係資料を調べてよく読んでしまったら徐々に自分なりの観点が明確になってきており、ここにおいて今までの調査結果と思考についてまとめ、論文とする。
日本では雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律をたくさんがつくってきた。例えば「勤労婦人福祉法」 は1972(昭47)年7月1日公布されて、施行された。「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」は1985(昭60)年6月1日改正され、1986年4月1日施行された。「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」は1997(平9)年6月18日改正され、1999年4月1日施行された。続いてそれは2006(平18)年6月21日改正され、2007年4月1日施行された。2008(平20)年5月2日改正され、同年10月1日施行された。さらにそれは2012(平24)年6月27日改正され、2013(平25)年4月1日施行された。憲法14条が保障する法の下の男女平等を雇用の分野で具体化する法律で、労働者は性別によって差別されることなく、女性労働者は母性を尊重されつつ働くことができるという基本理念を掲げている。
男女双方に対する差別の禁止や間接差別の禁止などが不充分にせよ盛り込まれ、差別禁止が強化された。しかしながら、新自由主義経済のグローバル化のもとで「労働の女性化」といわれる非正規雇用化が男女双方で進み、とりわけ女性の就労環境は、パート労働など不安定な状況が一層深刻になっている。また、未だ根強い固定的な性別役割意識が壁となっており、法の実効性は疑問視されている。そういうわけで2000年から2012年まで日本人女性の就職の問題点に深い興を持って、いっそう探求していきたいと思う。
ここ数年、先行研究の関係資料を調べてみると中国では、2000年から2012年にかけて、日本人働く女性についての研究文章はよく見られる。例えば胡澎(2004)の「日本人女性の生育と就職を促進するための政策と措置」、赵银平(2006)の「日本の既婚女性の就職現状への考察」、岳倩と薛坤(2010)の「日本人女性の就職現状とその要因への探求」、唐向紅(2011)の「日本人女性の就職現状の变化とその原因への分析」、呉宏傑(2014)の「現代日本人女性の 试论日本女性的就业问题(2):http://www.youerw.com/riyu/lunwen_48310.html