次に、陶云峰(2008)は『中日著作权法律制度比较研究』で、法律の面から日中両国の著作権に関する異同点を分析した。法律の体系や権利制限、専門用語などの問題から手をつけてみて、中日の著作権法についての異同点を比べる。
それに、野中陽一、中尾教子など(2012)が書いた「大学生の著作権に関する知識・意識・行動の調査結果」の中で、大学生を対象としたアンケート調査を実施して、日本の大学生は著作権に対する意識がはっきりと進歩し、海賊版の製品に旺盛な違和感があると見られた。中国の場合、武漢大学品質発展戦略研究院(2012)は全国28個の省を含む調査報告を発表した。この報告によると、中国には、海賊版製品を購入した経験がある消費者がとても多いそうである。
しかし、著作権に関する日中比較の資料は、非常に足りない。その中で、法律についての内容以外はほとんどない。特に、物価や、国民の意識について、日中比較をする資料が全然ない。ですから、先行研究を踏まえながら、重点をつかみ、自分なりに努め、中日国民の著作権に対する意識についての研究を試みたいと思う。文献综述
3。 事例から見た中国における著作権問題の現状
3。1 大学生の著作権に関する意識調査の概要——杭州師範大学を事例に
2016年12月一か月をかけ、杭州師範大学の学生100名を対象に、著作権に関するアンケートを実施した。得られた有効回答数は100名である。アンケートの内容は、本文の附录にある。
3。2 調査の結果
選択結果を表にまとめると、以下のようになる。
表1 海賊版の製品に対する選択
表1の結果により、大部の学生は海賊版の製品を使ったことがあるそうである。その中、映画とビデオ、ソフト、本と服装の海賊版がよく使われている。これまで海賊版を買ったことがない学生は5人で、非常に少ない。