本研究は、上述した金(2014)の分類に従い、研究を進めていく。文献综述
3。アンケート調査
3。1。調査対象
本調査の対象者は、中国の大学で日本語を専攻として学ぶ中国人日本語学習者63名である。すべての学習者は日本滞在歴なしで、日本語学習時間は300~600時間である。また、日本語能力試験一級にも合格し、すなわち中・上級レベルとした学習者である。
理由は以下の二つがある。(1)複合動詞は、論文や専門書などの知的水準が高くて堅い文章から、報説、広告関係のもの、または日常的会話文に至るまで、幅広く用いられている。しかし、初級段階にいる学習者に対してはあまり触れる機会がないため、複合動詞の履修とその表現が可能ではないと言える。(2)レベルが一致することは、調査の高い信憑性と関わっている。
回収できたのはアンケート63部(有効回答率は100%)、文産出テスト63部(有効回答率は100%)である。調査は2016年12月17日から12月19日まで行った。