2.先行研究と研究の立場
2.1先行研究文献综述
現在日本の猫文化についての研究は不充分だと思う。平岩米吉の『猫の歴史と奇話』 の中で、家猫の起源や世界各地の猫についての研究から、妖怪猫の伝説などを始め文芸に登場する猫などが紹介された。しかし、猫文化の形成と発展について詳しく説明されなかった。張秀華の『日本の猫文化中の猫コンプレックスおよび文化反射』 は、猫についてのことわざと文学作品に出て来た猫の像について特別な視点から描写され、日本文化の中の猫文化は日本語に与えた影響が研究された。李雯の『日本の猫文化について』 は張秀華の視点と同じで言語と文学作品の中の猫を検討した。冯金の『日本の猫コンプレックスについての考え』 は、日本の猫文化の形成原因を分析したが、その原因を詳しく説明しなかった。
2.2本研究の立場
以上の先行研究に対し、二つの疑問を抱き、それらをもとに本研究の立場を説明する。
まず、日本の猫文化の発展史が完備にまとめられないことである。猫文化の発展史についての論文があるが、詳しく説明されなかったから、更に研究したい。様々な資料および文学小説を通じて、古代から現代まで、日本の猫文化の発展を説明する。
次に、日本の猫を対象として、日本の猫文化を形成した内因および外因を詳しく研究したい。日本の猫文化を研究することを通じて、日本の民族文化を検討したい。