1。2先行研究のまとめ 

中国と日本は漢字圏の一員で同じ漢語が使われているので、共通点を持っていることは、多くの学者に注目されている。まず先行研究の論文と著作を大量的に拝見させていただいた。本章でその先行研究について説明すると思う。ここでは、筆者は日本側が和製漢語についての先行研究とそれらの成果を簡単に説明する。山田孝雄の『国語の中における漢語の研究』という著作の中に日本製の漢語について論じている。佐藤喜代治は、1983年には「和製漢語の歴史」という論文を発表した。荒川清秀が発表した著作『近代日中の学術用語の形成と伝播――地理学用語を中心に』の中に,「熱帯、寒帯、回帰線」などの地理学術語を例にして和製漢語の伝承と伝播について考察している。中国側が和製漢語についての先行研究もある。陳力衛の『和製漢語の形成とその展開』という著作の中に、和製漢語の形成と展開について論じている。1915年彭文祖が出版した『めくらがめくら馬に乗る新語論』(中国語の名前は『盲人瞎馬新名词』である)という著作がある。その本の中には「支那」、「取締」、「取消」、「引渡」、「目的」、「宗旨」、「權利」、「義務」などの和製漢語がある。彼は和製漢語について抵抗を唱える主旨であるが、参考する価値がある。その後、劉正埮・高名凱・麦永乾・史有為の『漢語外来語辞典』が出版され、その本に多くの中国語の中の外来語を詳しく論述している。それに中国語の中にの日本語から伝来してきた外来語」という部分も書いてある。以上から分かるように、和製漢語についての研究はすでに成果を取ったのであるが、まだまだ不十分なところがあり、より深い研究が必要と思う。しかしながら、著作は数多くて、観点も異なっている。本論文はこれらの観点を参考にして、和製漢語が中国での吸収と受容についての現象をはっきり検討していただきたい。 

2 近代和製漢語の発生 

2。1和製漢語の概念についての検討 文献综述

和製漢語は日本で日本人によって作られた漢語である。古典中国語・近代北方中国語の語彙・語法・文法を基盤として参照しつつ、ときに日本語の語彙・語法・文法の影響を交えて造語された。ヨーロッパ言語のカルクや日本語語彙・語法・文法を基礎として考え出された造語である。漢字の音を借りて読む言葉である。日本は古代中国から大量の漢語を借りて使用してきた。漢語の造語法について自分の和製漢語を作り出すようになった。例えば「火のこと」を「火事」、「おほね」を「大根」、「腹を立てる」を「立腹」などがある。明治時代の時、近代化を急ぐ日本で西洋科学技術の文明を学び、短時間に大量の外国語を表意文字の漢字に翻訳した。例えば:「経済」、「哲学」、「郵便」、「主義」、「自由」、「観念」、「美術」、「」がある。近代以降は、「 - 化」、「 - 式」、「 - 界」、「 - 感」、「 -率 」や「大- 」などの接辞による造語も多いのである。例えば:「近代化」、「新式」、「新聞界」、「優越感」、「使用率」、「大歓迎」がある。和製漢語は特に近代以降、特に日清・日露戦争前後に、中国人の留学生は日本語の書物が多く翻訳した。中国語になった和製漢語の例として、「経済」、「原則」、「市場」、「支配」、「共産主義」、「単位」、「宗教」、「電話」、「進化」、「伝染病」など種々の語がある。中国語の中で日本語から伝来した外来語の数は数えなく、中国がそのまま吸収しし定着させたものであるという。 

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