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    要旨現代日本語の助詞はおそらく三十個ある。その中のある助詞は用法が単一で、把握しやすいが、ある助詞はかなり複雑で、学びにくい。特に「に」の用法は最も数が多い。それにより、国内外の日本語の文法に関する本では、「に」の用法を分類し、説明している例が非常に多い。しかし、日本語を習得している時に、にの用法の現有の分類では、すべてを説明できないことに気がついた。そこで、具体的に検討する必要があると思う。本研究はその現在の分類で説明できないニの用法を非典型的な用法とし、考察するものである。48202

    要旨现代日语中的助词大概有30个。特别是に的用法最多。而且,国内外关于日语语法的书中,将に的用法分类,进行解释说明的很多。我在学习日语的过程中,注意到に的用法根据现有的分类很难进行解释说明。因此,我觉得对に进行进一步更具体的研究很有必要。 这次的研究就是以根据现有的分类很难进行解释的に的非典型用法为例进行分析的。

    キーワード:に、典型的、非典型的、用法、使用規則

    毕业论文关键词:に,非典型,非典型性用法,に的用规则

     目  次

    1.はじめに 1

    1.1「に」とは 1

    1.2先行研究 1

    1.3研究の方法本稿の目的と方法 2

    2.典型的な「に」について 3

    2.1格助詞とは 3

    2.2典型的な「に」の用法 3

    3.非典型的な「に」について 5

    3.1非典型語義の考察 5

    3.2非典型的な「に」用例 5

    3.3非典型的な「に」の分析 6

    3.3.1動態性動作と静態性動作とは(注6) 6

    3.3.2 例文の分析 7

    4. .まとめと今後の研究課題 11

    4.1まとめ 11

    4.2今後の研究課題 11

    注釈 12

    主要参考文献 13

    謝  辞 13 

    1.はじめに

    現代日本語の助詞はおよそ三十個ある。その中のある助詞の用法は単一で、把握しやすいが、ある助詞はわりに複雑で、学びにくい。特に、「に」の用法は最も数が多い。それにより、国内外の日本語の文法書などには,「に」の用法を分類し、説明する例が非常に多い。だが、筆者が日本語を習得している中で、それらの分類と説明では、説明できない事例があった。ゆえに、これらを具体的に検討する必要がある。この論文は日本語の「に」の非典型的な用法を探り出し、使い方の規則などを明らかにするものである。

    1.1「に」とは

    ニは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第5行第2段(な行い段)に位置する。清音でありながら子音は有声子音であり、濁音や半濁音は持たない。(注1)

    「に」は格助詞の一つである。上代から用いられている語で、動作、作用が行われ、また存在する、時間的、空間的な位置や範囲を示すのが本来の用法である。(注2)

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