日本では現在民法上、結婚できる年齢は、男性18歳、女性16歳と定められている。しかし、厚生労働省の調査によれば、2008年で男性の平均初婚年齢が30.2歳、女性の平均初婚年齢が28.5歳である。今、日本社会の初婚年齢はそれよりもっと遅いである。晩婚化の発展に伴って、非婚化問題も一刻の猶予も許さない問題になってきる。厚生労働省発表の2005年統計では、男性30-34歳の非婚率は47.1%である。そして、女性25-29歳の非婚率は59.0%となっている。
今の日本人は結婚したくないということと言えば、何の原因でこの状況になる。晩婚化、非婚化問題が理解するために、研究したいである。日本の晩婚化と非婚化についての資料を集め、そのなか2013年に馬麗萍の「日本における晩婚化、非婚化について」という論文は日本人の晩婚原因を分析した。その論文は日本の女性を中心に、経済、社会、心理の角度から日本の深刻な晩婚と非婚の現状、類型と影響を分析し、数年の間、日本人の婚姻観の変化をまとめる。そのほか、豊島清花の「晩婚化・非婚化の要因の男女差に関する実証的分析」論文は晩婚、非婚の原因には男女差があると仮定し、計量的に分析を進めていった。
以前の論文は主に女性の立場から晩婚化を分析し、本論文は男性側中心に日本の晩婚化、非婚化を研究する。男性の婚姻観と結婚しない理由を詳しく分析したいである。日本の晩婚化と非婚化の原因を理解する後、その問題を解決する対策も得られる。晩婚化と非婚化は少子化の形成が密接な関係がる。結婚したくない若者の増加に従って、晩産とディンクス家庭も流行している。それにひきかえ、子供の出生率も低く、労働力不足の苦境を直面している。晩婚化の原因を研究することを通じて、対策を見つけることができる。晩婚化と非婚化だけでなく、少子化も緩和できる。
2.晩婚化、非婚化の現象
2.1 結婚の現状
男性と女性が結婚して長い人生を共に歩んでいくことにこそ、結婚の深い意義があるのである。夫婦が自分たちの努力によって幸福な家庭と充実した人生を築く。しかし、2015年1月1日、日本厚生労働省は平成26年の人口動態統計の年間推計について調査を発表した。それによると2014年における日本国内の婚姻件数は64万9000件となり、婚姻率は0.52%となることが分かった。これは前年2013年の値0.53%から0.01%ポイント減少したことになる。
次の図表 を分析し、2012年の婚姻数は年間約67万組、最も多った1972年の約110万組と比べると、約43万組少ない6割程度となっている。1947年から1949年にかけて、第二次世界大戦直後のベビーブームの時代だから、いろいろな嬰児が生まれた。その人口増加の影響を受け、1970年代初めに100万組を突破した。1972年後、婚姻数は年々減少傾向に転じている。