1.2 研究の背景
実は、危機意識についての書籍は多くない。先行研究を調べると、「日本沈没」という映画の訳者の銭学明は「从《日本沉没》看日本人的危机意识」この論文では「日本沈没」を撮った背景と主要内容を紹介している。同時に、自然環境と社会輿論環境二つ方面から日本人の危機意識が形成する原因を分析する。南博の著作「日本人の心理」で複雑な日本人の心理とあいまいな人間関係を鋭く分析する。关翠霞の「论近代日本民族的危机意识及应对措施」という論文において、地理、歴史、文化などの方面から日本人の危機意識の形成原因を分析する。それも、日本人の危機に応じる手立てを具体的に説明する。
現在私たちの身辺には様々な危険が存在している。交通事故といった人為的なものから突然起る地震災害に代表される自然現象に至るまで人間は各種の危険と向き合っているのが現状である。したがって、日本人はいつも強い危機意識をもっている。戦後の日本は危機意識を忘れることはなく、時代によって、それぞれ異なった種類の危機意識を高めてきた 。40年代の後期は「民族虚脱危機」、50年代と60年代は「原料市場危機」、70 年代は資源危機、80年代は「貿易危機」の意識が高まった 。特に、1995年1月17日の阪神大地震以後、日本人の危機意識はより高まっていく。第二次世界大戦後、わずかの数十年の間、日本は著しく発展し、世界経済第二位にまで登りつめた。危機意識は日本人に特有の国民性といえる。「転ばぬ先の杖」という危機意識のおかげで、日頃から下準備をしており、東日本大震災のような大地震が来た時でも、落ち着いて対応することができる。
しかし、中国人は危機意識が薄く、雪や氷の災害や地震などが起こった時、事前に準備していなかったため、大きな損害をうけた。
1.3 研究の意義
国民の危機意識は国家が強くなる原動力。日本人は強い危機意識を持つ国民であるからこそ、日本は速いスピードで発展し、現在は経済力の強い国になった 。日本は強い国になっても、いつも危機意識を持っている。文献综述
ここれに対し、中国は急速に発展し国民の生活水準が高まるに伴い、人々は喜びにおぼれ危機意識は徐々に私達の脳裏に浮かばなくなっている 。しかし、中国の現状は近代化の目標にはまだ遠い、100年来続いた「経済的基盤が弱く、基礎がしっかりしていない」という状況が根本的に変わったわけではなく、少し経済が発展したからといってすぐ得意になるべきではない。事前に少しでも最悪事態を予想し、対策を考えてみることで、危機が来る時に落ち着いて対応することができる。本稿を通じて、日本人の危機意識を分析したうえで、中国は日本人のように危機意識を持つべきであると提言したい。
2 危機意識が生まれる原因
2。1 自然の環境の原因
2。1。1 小さい国土面積
日本の国土は細長く面積も狭い。日本の国土面積は37万平方メートルで、平地の面積は15%ー16%である。1億2千万の人が狭い平地に住んでいる。東京の面積はたった北京の面積の3分の1であるが、人口は1200万人達している。そのため長い年月にわたって、危機意識が生まれている。
2。1。2 少ない資源
日本は、世界第4位のエネルギー消費大国であるが、日本のエネルギー自給率は、わずか4%である。したがって、石油などのエネルギーを外国から輸入している。そのほかに、現在の日本の農地面積は467万ヘクタールで、遊休農地が39万ヘクタールである。日本の食料自給率は2006年の時点で39%である為、食料を外国からの輸入にたよっていると深刻な問題を引き起こすおそれがある。降水量から見れば、日本は水資源が豊かな国である。しかし、日本の山は多くて険しく、河川は多いが短いので、雨の多くはすぐに海へ流れ、貯まる水が少ない。したがって、福岡、東京などの大都市では節水が大切である。 来*自-优=尔,论:文+网www.youerw.com