まず災害用伝言ダイヤルとは、簡単に言うと「伝言板」の代わりをしてくれるシステム。被災地の人が録音した安否情報を、親戚や知人等が再生することで、安否情報などを確認することができたり、逆に被災地の人にメッセージを送ることもできる。
災害用伝言ダイヤルの録音や再生は、被災地に住む人の自宅電話番号を使って行いている。「171」に電話した後、ガイダンスに従って利用する。災害用伝言ダイヤルは、地震などの災害の発生で被災地への通信が増えたため電話がつながりにくい状況になった時に提供が始まる、普通は使えない。来*自-优=尔,论:文+网www.youerw.com
3 中国の災害対策
中国は地震が多く地震活動が頻繁な国である。地震活動の範囲が広く、マグニチュードが高く、震源が浅いため、人員の死傷、財産の損失など甚大な損害につながることが多い。記載によれば、歴史上中国では強い地震が100回ほど発生しており、そのうち一度に20万人以上の死者を出したものは4回あった(世界全体では6回)。死傷被害が最も深刻だったのは明代嘉靖34年(西暦1556年1月23日)に陝西省華県で起きたマグニチュード8の大地震で、83万人以上の死者を出した。統計によれば、中国では20世紀に入ってからの平均で、マグニチュード5以上の地震が年20回、6以上が4回、7以上が3年に2回の頻度で発生している。この間の中国での地震による死者総数は約56万人にものぼり、同時期の世界全体の地震による死者数の半分以上を占めている。20世紀に関していえば、中国で発生した各種自然災害による死者数のうち、地震によるものは50%以上を占め、全死傷被害の第一位である。2008年5月12日に四川省?川で発生したマグニチュード8。0の地震では9万人近くの死者を出している。頻繁に発生する地震災害は毎回のようにわれわれに、地震災害の軽減を強調するのは決して的外れの行為でもなければ、火のないところに煙が立つものでもなく、現実的に差し迫っているニーズであることを思い出させている。私たちはさらにさまざまな措置を講じ、最大の努力によって地震被害と人員死傷の軽減を図っていかなければならず、また現にそれを実行中である。