1。2 有縁社会から無縁社会へ
農業時代では農業労働のために、家庭には子供が多ければ多いほど良い、名前は「太郎」、「次郎」、「三郎」と呼ばれる子供が多いが、工業社会が発展するとともに、家族意識や結婚意識がいつの間にか変わってきた。
平成2年の国勢調査結果は一般世帯数は4067万世帯のうち,65歳以上親族のいる一般世帯数は1072万世帯で、一般世帯に占める割合は26。4%であるが、平成12年の一般世帯数4678万世帯のうち,65歳以上親族のいる一般世帯は1504万世帯で、一般世帯に占める割合は32。2%に達しており、10年間で5。8%を上昇した。
高齢親族のいる一般世帯数は家族類型別からみると、夫婦のみの世帯と単独世帯が増加傾向という重要な現象が気づいた。平成2年から平成22年まで、10年ごとに分けて分析してみると、核家族世帯のうちでは、夫婦のみの世帯は2年222万世帯から12年398万世帯へ、10年間で1。8倍を増加しており、単独世帯は162万世帯から303万世帯へ1。9倍を増加した。12年では、夫婦のみの世帯と単独世帯合わせれば全体の半分を占める状況である。12年から22年へ夫婦のみの世帯は525万世帯で、12年より1。3倍を増加しており、単独世帯は479万世帯で過去最高となり、1。6倍を増加した。データを分析してみると、近10年における高齢者夫婦のみの世帯と単独世帯増加スピードが減っているが、日本高齢化社会を見渡すと、現在及び将来の日本は高齢者の単身世帯が不可逆な状態であると言える。文献综述
現在は養老負担が重いし、若い人は自由が欲しいし、農業時代より労働力の求めが少なくなって、だんだん核家族になってきて、ひいては不婚者割合が次第に大きくなっていて、血で繋がっている縁はだんだん薄くなっていく。
地縁の面から見るとそうである。産業構造の転換前、大都市の近郊には多くなニュータウンがまだ建てられなかったし、近所の人達が頻繁に付き合っていたし、「いってらっしゃい」と声をかけることも多かったし、授業が終わったら近所の子供たちと一緒に家に帰ったし、公園にめちゃくちゃ遊んだし、今はこれそれの姿はもう消しってしまってきた。
都心部には孤独死が発生しやすいという報道がある。なぜなら、繁忙な仕事や生活のストレスなど都市生活に追われている人達は朝から出勤して、夜まで家に帰って、隣との付き合いがおろか、挨拶もほとんどない。隣さんの名前、性別、年齢、職業など基本的な個人情報は全然知らず、周辺が絶えって生活している場合は多い。人間は個人として世の中に生活している、家族、友達、同僚、隣など社会とのつながりがあるこそ、この世界に生存を続けられる。しかし、地域社会は以前と大きく変わってしまったということで、地域のつながりは希薄化してしまっているのだ。都市化が発展すればほど、地域のコミュニティが薄くなってしまう。
2。孤独死の基礎研究
2。1 孤独死の歴史
孤独死の定義を説明する前に、まず、その用語の歴史を紹介しておきたい。歴史の部分は戦前期、1970年代と阪神・淡路大震災時期3つの段階から説明する。
「孤独死」という言葉は新しい用語として、最初新聞に登場したのは1970年代以降である。実は、その前、明治時代には一人暮らしは誰にも知らず自宅で亡くなって、数日後死体が発見された事例が新聞に報道された、朝日新聞と読売新聞のデータベースでは孤独死に関する記事を探してみた結果、戦前期の孤独死に関する記事は10件を見つけた、いわゆる今が言われる孤独死である。