第二次世界大戦後の日本はすべての国力を経済と生産業の発展に置いて、環境破壊と国民の体の健康を見落とし、大規模な環境公害問題を起こした。しかし、その後、日本政府は企業や国民と共に協力し、環境の改善と保護政策を制定し、世界の環境保護大国になりった。日本は非常に明確な環境保護法、環境教育、企業の環境保護発展対策などをだし、環境保護、環境問題の重視は国民の生活習慣と消費行動になり、日本国民の日常行為になったのである。
日本は先進国として、環境問題では「先に汚染し、後に治める」道を選んだ。それと同時に、工業化国家として「公害の先進国」から徐々に現在の「公害防治国」に転換してきた。これは日本の環境倫理思想が環境保護の領域で顕著な成績を得たことを表明し、理論と実践を結び付け、環境倫理思想を日本に普及させることを推進してきた。日本は環境保護の角度から徐々に独自の特色のある環境理論思想を形成した。
そのため、日本人は自然に対してだんだん次のことを悟った。つまり、大自然において動植物がなげれば、人類の生存もできない。人間はただ大自然の一部にすぎない、自然との調和共存を求めるべきである。自然に親しみ、自然に畏敬を持つことは日本人の典型な自然観だと言えよう。
第一章 日本の自然条件と食、住、行
1.1日本の地理と資源
日本は世界でもっとも大きい大陸であるアジア大陸の東にあり、世界最大の海である太平洋に臨んでいる。日本はまわりを、オホーツク海、日本海、太平洋に囲まれた島国である 。陸地の面積は377880平方キロメートル、本州、四国、九州、北海道の四つの大きな島と、その周りを6800の小さな島が含まれている。領海の面積は31万平方キロメートル、水域の面積は3091平方キロメートル。日本では山が多くて、山地は日本の中央部に分布していて、日本の国土を太平洋側と日本海側に分割する。山地と丘陵は総面積の71%を占めている。日本は太平洋火山地震帯にあり、火山活動が活発で現地の人々の生活に大きな迷惑をかけている。全国には160余りの火山があり、そのうち50以上は活火山であり、世界で有名な地震区である。だから火山の邦といわれている。
日本は資源が乏しい国家として知られている。石油、石炭、天然ガスなどが非常に乏しく、大量の資源は主に海外から輸入されている。主に輸入に依頼する資源は鉄鉱石、ごむ、石油など、その中でもっとも重要なのは石油である。日本の土地資源も乏しい、農業用地の耕地資源は乏しく、森林は国土の中で占めている比率が大きい。一方、日本の良質水資源は非常に豊富である。歴史上、日本は一度銅の輸出国であって、比較的に豊富な炭鉱資源があったにしても、世界のほかの人口規模の同じな国と比べると、鉱物の埋蔵量はやはり一人たりの占有量が乏しい。
1.2日本料理の特徴
自然環境の影響を受けてきた日本人は自然と調和し生活する意識が強い。彼らは自然を尊ぶ、人と自然との調和や融合を追求する。この観念は日本食文化の多くの方面で体現されている。日本料理には日本の自然環境の影響を受けて生まれた食材の選択、調理方式、料理の盛り、食べ物の組み合わせなど、自然を追求する観念が含まれている。
食材は季節性を重んじ、強い季節性こそ日本料理の大きな特徴であるといってよかろう。日本料理が採用する主要な原料は鮮やかな季節性を持っている。季節によって違った原料を選択する。日本料理の材料は海産物と新鮮な野菜を主とする。原料固有のと特性を保証するために、新鮮なもの、つまりその時の食材を使う。その中でも魚の季節性がとくに明らかで、海に囲まれているからこそ海産物が豊富である。そのために、季節によって異なる種類の魚を食べることができる。日本料理は当時の現地の食材を利用することが得意で、自然の季節によってそれぞれの美しい食べ物を求めている。つまり、料理によって四季の変化を感じ、人と自然の調和と融合を求めている。
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