2.1共通点 5
2.1.1 恋愛と結婚の自由化 5
2.1.2 自己価値の実現 6
2.2相違点 8
2.2.1 結婚相手の選択基準 8
2.2.2 家庭に対する認識 9
2.2.3 晩婚と非婚に対する態度 10
第三章 女性の結婚観の変化による社会問題 12
3.1中国の問題——物質至上主義 12
3.2日本の問題——少子高齢化 13
おわりに 14
謝 辞 15
参考文献 16
はじめに
人類社会の発展に婚姻は不可欠な要素である。婚姻観は人々の価値観と人生観の体現でもある。女性の結婚観は時代の発展につれて絶えずに変化が発生している。
女性の結婚観に就いての研究は数多くある。柯力(2010)は「近代における中国女性の婚姻状況及び家庭での地位变化と原因分析」という文章でジェンダーの分析視角から、社会学、歴史学などの学科の理論と方法を運用して、中国女性の近代婚姻の家庭の中で地位の変化と婚姻生活に対する態度と行為を考察をして、中国近代女性の婚姻家庭の地位の変化を指摘する。
上野千鹤子と信田さよ子(2004)は『帝国結婚の岐れ道め』で、家庭崩壊問題を分析して、晩婚化、非婚姻の現状と原因を解説して、老人の生活および生活の目標があれば良い婚姻家庭があることを述べる。
また、山田昌弘(2010)は『婚活現象の社会学』の中で「今恋愛と結婚の自由化のため、結婚はかえって面倒になって、結婚したいならば積極的に必ず行動をしなければならなくて、これと仕事を探すのと通じ似ている。」と述べた。山田は「婚活」現象を近代的な日本人の結婚意識と結婚行動の変化と結合して、社会学の角度から分析した。
以上の先行研究には日本と中国の女性の結婚観を別々に論じるものが多くあるが、中日比較の角度から研究する文章は少ないようである。したがって、先行研究を踏まえて、現代中日女性の結婚観の比較研究をしてみたい。
現代中日女性の結婚観の比較研究を通じて、自分の研究能力や日本語の運用能力を高める。また、研究結論は日本語学習者に日本社会や日本文化への理解に少しでも役立てばと思う。
第一章 現代中日女性の結婚観の概観
中国の女性には「男女平等、愛至上」を唱えながら、物質至上を思う人もある。日本で開放的な思想の指導の下で女性の社会意識が次第に強くなって、結婚も男女平等になってくる。
1.1中国女性の結婚観
中国の婚姻と言えば、「父母の言いつけと仲人の取り持ち」と思い付くだろう。中国が誕生する前、中国人の婚姻は基本的に父母の命令や仲人の取り持ちによるもので、殆ど自由な恋愛がなかった。個人の感情と意志が尊重されることのない、 一種の封建的な婚姻であった。新中国が誕生して以来、婚姻の自由が提唱されて、すべての人が自分の意志に基づいて結婚と離婚をすることができることになる。結婚相手を選ぶとき,相手の人柄や、向上心の有無を重視し、物質的なことを追及しない女性葉多くなってきた。でも、「父母の言いつけと仲人の取り持ち」という考え方は現在にもなお影響力がある。20世紀80年代以来、改革開放と社会の発展につれて、結婚に対する価値観はだんだん変わってくる。 結婚相手を決めるとき、「男女平等を求めて、二人の愛を優先に考える」ようになっている。女性には相手の経済状況、社会的地位などはもう婚姻の第一選択の条件ではなくなって、結婚はもっと個人的な感覚に左右されている。 教育レベルの向上と西洋思想の浸透につれて、若い人は婚姻に対する考え方も多様化になって、「生涯独身」、「同性婚」、「未婚同居」などの新しい現象が現れた。
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