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    本論文では今の日本都市部におけるコンビニエンスストアの形態と経営戦略について研究する。現在のコンビニエンスストアの大半はフランチャイズ・チェーン 方式である。売り上げは3月から5月にどこの店舗でも売り上げが低迷し、6月から8月にかけて売り上げは年間を通じて最高になる。とくに気温の上昇とともに来店者数は増える傾向をしめしている。
      そして、セブン-イレブンの成長の要因について研究する。その中で主な原因として「顧客志向の商品開発力」と「発注」が上げられる。その他フランチャイズ方法について具体的に研究する 。「フランチャイズ」経営は19世紀末、アメリカのガソリンスタンドやソフトドリンクを販売する店舗が発祥といわれている。この頃フランチャイズというよりは代理店に近い販売組織だった。日本でのフランチャイズは、1963年不二家やダスキン愛の店になるが、その時まだ「代理店的」な要素が強かった。その後1971年の「ミスタードーナッツ」、同じく1971年に「マクドナルド」、1973年には「ピザハット」など、続々と展開が進んでいく。
      最後に、日本のコンビニの成功は中国にどのような影響があるかと論述する。改革開放に従って、多くの外国経営グループはどんどん中国に入ってくる。その中、日本のコンビニは数年の間に次々と中国に進出し各地で拡張している。また、中国の高速な都市化も新しい市場を提供している。しかし、中国の小売業は落後するサービスおよびかなわない便利性でなかなか経営の発展はしにくい。
       第一章  コンビニの業態
    1.1コンビニの定義
     コンビニエンスストアとは、年中無休で長時間の営業を行い、小規模な店舗において主に食品、日用雑貨など多数の品種を扱う形態の小売店である。略称は「コンビニ」「CVS」などで、これらの略称が定着する前の1980年代以前には「コンビニ」「深夜スーパー」などという呼び方もされた。
    1.2コンビニの便利さ
     コンビニには独身者向きに考えられた商品が多いことと、とにかく「コンビニエンス」の名の通り便利である。
    便利さの中には、①立地的便利さ--大半は住宅地に近接して立地し、周辺に住む顧客に生活必要品を中心として手軽に購入できる便利さを提供する。②時間的便利さ--交代制、区域によっては24時間営業、一般小売店の営業時間外や休日にも開店によって、いつでも消費者に商品を提供できる便利さを提供する。③商品を揃えるの便利さ--緊急度の高い日常生活の必要品をできるだけ幅広く揃えることによって、顧客の生活に緊密したどのような注文にもその場で応じうる便利さを提供するといった3本の柱が含まれている。
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