四.景物描写から見た審美観·····················13
1.『唐詩三百首』から見た審美観············· · · ·13
2.『小倉百人一首』から見た審美観·················14
終わりに······························16
謝辞································17
参考文献······························18
一. はじめに
中国の『唐詩三百首』は海外にも広く伝われている唐詩集だと考えられ、唐朝の優秀な詩歌を集めている。その中で、景色を描いている詩歌の数がかなり多いと考えられる。日本の『小倉百人一首』は代表的な和歌集として、収録した和歌の作成時間はちょうど中日文化交流の高潮期である唐朝である。それゆえ、両者についての比較は非常に有意義なことだと考えられる。From+优|尔-论_文W网wWw.YouErw.com 加QQ752018.766
以前の研究成果を分析したうえ、両作品を分別に論じる著作が多く、両作品を対比して論述した学者が少ないということは明になった。たとえば、房日晰の『唐詩比較研究』、尚永亮の『唐诗艺术讲演录』、铁军の『日本古典和歌审美新观点以「小仓百人一首」为例』などはすべて、両作品を分別に論述する著作だと考えられる。
それゆえ、本稿は景物描写の角度から、『唐詩三百首』と『小倉百人一首』を対比し、今までこの分野における研究の不十分なところを補ってみようと考えられる。
「景色」は、よく特色のあるものを指し、色彩を特に強調する。一方、「景物」は観賞できる自然の風物を指し、ものを特に強調する。「景色」と比べて、「景物」についての内容が少ないから、そして、紙数に限りがあるので、本稿では景物だけを説明しようと考えられる。论文网
本稿は三つの部分に分かれる。第一部分は両作品の主な景物描写の種類を紹介する。第二部分は両作品に含まれている感情を分析し、感情に関する内容と表現手法も解釈してみようと考えられる。第三部分は両作品から見た審美観を分析する。その上、具体的にテクスト分析しようと考えられる。それで、中日の詩歌創作や感情表現における連絡性や差異性をより一層理解してみようと思われる。
二. 景物の種類について
1. 『唐詩三百首』における景物描写の種類
『唐詩三百首』の中で、景物というのは、山、水、月を描いた詩歌が主要である。
まず山の場合、例を挙げよう。文献综述
岱宗夫如何,齐鲁青未了。
造化钟神秀,阴阳割昏晓。