要旨言語は現在、世界各国で、ソフトパワー普及のための重要なツールとして、重要視されている。国際交流基金は日本の国際文化交流事業を推し進めることを目的とする機関であり、海外の日本語教育や学習を支援すると共に、各国が日本を深く知ることなどの国際的相互理解に大きな役割を果たしている。本文は国際交流基金を対象に、その日本語海外普及政策を分析し、その成果をまとめ、それを参考にすることで、中国語の海外普及について考察する
摘要对于当今的世界各国来说,语言成为了促进文化软实力和综合国力的重要战略。国际交流基金会作为促进日本国际文化交流事业发展的机构,援助海外日语教育学习的同时,对其他各国加深对日本的了解以及国际相互理解起了重大的作用。本文将以国际交流基金会为对象,分析它的日语海外推广政策,总结其优秀成果。并以此为参考,给汉语的海外推广提供建议。58231
キーワード:国際交流基金;海外日本語事業;日本語海外普及政策;孔子学院;解決策
毕业论文关键词:国际交流基金会;海外日语事业;日语海外推广政策;孔子学院;解决方法
目 次
1.はじめに 1
1.1国際交流基金とは1
1.2先行研究1
1.3本稿の目的と方法2
2.海外日本語事業の現状と発展の趨勢3
2.1海外日本語事業の現状3
2.2海外日本語事業の発展の趨勢6
3.国際交流基金の日本語海外普及政策と成果 8
3.1日本語海外普及の政策8
3.2日本語海外普及の成果10
4.中国孔子学院の発展における問題点と国際交流基金の経験に基づく解決策 10
4.1中国孔子学院の発展における問題点11
4.1.1教員問題11
4.1.2広報問題13
4.2国際交流基金の経験に基づく解決策13
4.2.1教員問題の解決策13
4.2.2広報問題の解決策14
5.まとめと今後の研究課題 16
5.1まとめ16
5.2今後の研究課題16
注釈 17
考文文献 18
謝辞 19
1.はじめに
世界がグローバル化するに連れ、自国の言語を世界に普及させることは、ソフトパワーを普及させるのと同じであるという考えが定着し始めた。中国教育部の統計によると、現在、海外で日本語を学ぶ人は298万人を超えている。国際交流基金が3年ごとに実施している「日本語教育機関調査」によると、世界の日本語学習者数は、2012年度結果で約399万人となっている。日本国際交流基金は、日本の国際文化交流事業を推し進めることを目的とする機関であり、海外の日本語教育や学習を支援すると共に、各国が日本を深く知ることや国際間の相互理解に大きく役立っている。国際交流基金は1972年に設立され、1994年に中国の北京に事務所を初めて創設して以来、中国との交流を極めて重視し、中国で行われた文化交流事業数はアメリカに次いで2番目に多く、日本語が中国で急速に普及した証とも言える。日本と中国はアジアの隣国で、言語や文化が似ているが、言語の海外普及において、それぞれどんな措置を取っているのだろうか。小論は中日両国の言語海外普及政策の異同点を見つけながら、日本の経験を参考にし、中国語の海外普及を論じることにする。
1.1国際交流基金とは
日本の国際交流基金は、国際文化交流事業を実施する専門機関である。1972年に外務省所管の特殊法人として設立され、2003年10月1日に独立行政法人となった。世界と日本の相互理解を深めるため、さまざまな企画や情報提供を通じて人と人との交流をつくりだしている。また、国際文化交流事業を総合的かつ効率的に行なうことにより、「我が国に対する諸外国の理解を深め、国際相互理解を増進し、及び文化その他の分野において世界に貢献し、もって良好な国際環境の整備並びに我が国の調和ある対外関係の維持及び発展に寄与する」(注1)ことを目的とする。