1973年にコンビニ1号店が出店されてから、現在まで、約5万店が存在している状況にあり、新規出店の余地がなくなっているのが現状である。国内市場はもう飽和点になって、競争は相当厳しいである。そして、少子高齢化とネット通販などの課題を抱えている。国内のコンビニ三強はこれからの発展方向が注目されている。各社は国内市場の飽和を見越し、海外進出する。その中で、中国市場で日系コンビニの競争も激化していって、海外でもさまざまな問題も抱えている。セブン-イレブンは中国市場での発展方向がこれらの問題を対応して調整している。
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コンビニエンスストアの生い立ちは、1927年、アメリカ・テキサス州のオーククリフという町の小さな氷小売販売店までさかのぼる。当時、まだ各家庭に電気冷蔵庫が普及していなかったため、冷蔵庫用角氷は生活に欠かせない必需品であった。 同年に設立されたサウスランド・アイス社(現 7-Eleven,Inc。)の、氷小売販売店を任されていたジョン・ジェファーソン・グリーン氏は、常に顧客へのサービス向上に関心を持ち、夏の時期には週7日・毎日16時間の営業をつづけ地域の人から喜ばれていった。 しかし、顧客から「氷を売ってくれるのは確かに便利だけど、卵や牛乳、パンとかも扱ってくれると、もっと便利になるなぁ」との声を寄せられたことから、同氏はその旨をサウスランド社に提案し、同社はこの試みに同意した。こうして、氷の販売だけでなく、卵や牛乳といったデイリー食品の取り扱いもスタート。時代のニーズの変化に的確かつきめ細かく対応していくことで、現代でいう『コンビニエンスストア(=便利なお店)』がここに誕生した。つまり、コンビニの発祥は、現在の日本コンビニ界の王者、セブンイレブンということになる。
初期では「トーテム・ストア」と呼ばれ、店舗の庭に建てたトーテム・ポールや店舗の側面 に描かれたトーテム・ポールの絵が今でいうコンビニエンスストアのシンボルとなった。1946年には、朝7時から夜11時まで、毎日営業するチェーンとして、営業時間にちなんで店名を「7-ELEVEN」と変更した。セブン-イレブンは便利で行き届いたサービスが顧客から支持され、コンビニエンスストアチェーンとして成長を続けた。実は、セブン-イレブンが誕生したことを促す機会はそれ以外、もっとも大切なきっかけがあった。1929年、アメリカの金融危機が発生した。サウスランド・アイス社はコンビニエンスストアを発展するのチャンスを掴んで、コンビニエンスストを経営する道に踏み込んでいった。
セブンイレブンとローソン、ファミリーマートの3社は、コンビニ業界のリーダーを競うべく出店競争を展開してきた。出店方式も3社3様である。”面重視”で徹底したドミナント方式を採用したセブンイレブン、ドミナントを見据えつつも”線重視”で出店エリアの拡大に重点を置いたローソン、二つのおいしいとこ取りを狙って、地元有力企業の力を活用できるエリアフランチャイズ方式を採用したファミリーマート。その中で、セブンイレブンの圧倒的な一人勝ちであり、「エリアのつまみ喰いのローソン」とか、「他人頼りのファミマ」とか揶揄される部分もあるのかもしれませんが、それぞれがそれぞれの戦略を実行し、コンビニ業界の天下取りを目指した。