飛鳥時代の庭園は須弥山式庭園である、例えば東院の庭。この時代の庭園は古代から仏教世界の中心とされてきた須弥山を表す石の山のまわりに営まれているとされる。この象徴の山は7世紀にはさかんに造られたらしいことがわかっている。

平安時代は浄土式庭園と池泉周り式庭園を生じて、浄土式庭園は毛越寺、平等院と浄瑠璃寺である、池泉周り式庭園の代表作品は神泉苑である。平安時代中期から浄土教の影響で西方浄土の極楽に見たてた浄土式庭園が流行した。

鎌倉時代は書院式庭園を主とする、寺院中に石庭が現われる。代表作品は西芳寺である。室町時代は枯山水式庭園は出現して、例えば龍安寺、大徳寺の枯山水。鎌倉時代から室町時代にかけて五山を中心に禅僧たちの間に文学が隆盛する、また南宋から水墨画・山水画が伝来して、公家をも含めた詩会のためのサークルをつくっていた。このサークルの場として禅寺の書院が使われることが多く、したがって書院の庭が当然発達することになった。 

安土桃山時代は主に池泉鑑賞式庭園と露地である、池泉鑑賞式庭園の代表作品は醍醐寺三宝院と二之丸史跡庭園である、露地の代表作品は千利休の妙喜庵である。この時代は茶道が流行した。茶を飲み茶器を鑑賞しあうことで、主客の融合をはかったのである。茶道は数寄と呼ばれ、市中の山居で営まれる。それは町屋の奥まりに位置し、茶道を楽しみにやってくる客人は玄関とは別に、専用の細い通路を通り茶の座敷へと向かう。これが路地であるが、この路地と市中の山居が機能的に融合させたわび茶のための庭園空間が露地と呼ばれ、海の風景表現から深山の趣に変わり、庭園表現に新境地を開くこととなった。来,自.优;尔:论[文|网www.youerw.com +QQ752018766-

江戸時代の主な庭園スタイルは池泉回遊式庭園と縮景式庭園である。池泉回遊式庭園の代表作品は桂離宮と仙洞御所、縮景式庭園の代表作品は兼六园と後楽園である。明治時代から今まで、折衷式庭園と現代主題庭園が主にある。 代表作品は日比谷公園と大阪USJ主題公園である。

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