摘要无论是创作环境还是故事背景,《家》都不失为一部展现日本近代封建家族日薄西山的优秀作品。很多研究围绕这一方面进行讨论。其中绝大多数局限在家庭内部分崩离析,极少数看得到屋外的黑暗,对“黑暗”的具体研究稍显不足。三吉兄弟间的关系,桥本实夫妻间的相处,以及三吉自我意识的觉醒,小说着力描绘一步步走向衰亡的封建家族。虽然小说通篇围绕家族的落没来写,但小说想要传达的并不止于此。三吉由渴望背离家庭,到犹豫,再到对家庭的妥协,印证了“衰败的不彻底”。43171
关于“衰败的不彻底”,按范围分为两个方面。一是以三吉为中心的封建家族暧昧的,不彻底的衰败。二是整个日本社会封建家族制度衰落得不彻底。个别封建大家庭垮台,改变不了社会的大环境。
本文围绕“封建大家族的衰败”与“不彻底的衰败”,把握岛崎藤村的创作手法,注重“屋内”的细节描写,分析导致大家族衰败的原因。再结合作者写作意图,从“屋内”联系到“屋外”,深究社会环境对封建大家族衰败起到的反作用。从而正确了解日本封建大家族衰败的过程。
毕业论文关键词:岛崎藤村;封建大家族;不彻底 封建的な大家族の衰え―島崎藤村の『家』における研究
要旨創作の環境でもいい、物語の背景でもいい、『家』は近代日本における封建的な家族の衰えを示す代表作だといえる。この主題に関する研究が数多くである。しかし、大部分は家族内部の衰えに局限して、「屋外の暗さ」はあまり表現しなかった。その故に、「暗さ」に関する研究が不足である。三吉兄弟の仲間、橋本夫婦間の関係、及び三吉の目覚めで、小説はだんだん衰えていく封建的な家族を描いた。小説は家族の衰えを中心としたが、読者に伝えていく思想はそんなに簡単ではない。家族から脱去したかった三吉、迷った三吉、家族に妥協した三吉、その過程は「不徹底的な衰え」を示した。
「不徹底的な衰え」は範囲に二つの意がある。一つは、三吉を中心に、家族の不徹底的な衰えである。もう一つは、「屋外の暗さ」を指す。日本全国において、家族の不徹底的な衰えである。
本文なら、「大家族の衰え」と「不徹底的な衰え」をめぐって、屋内に発生した様々些細なことを通じて、封建的な家族の衰えの過程や原因などを示す。藤村の意向をのみこんで、「屋外はまだ暗かった」社会の面で、大家族の衰えはまだ不徹底的である。そこで、日本の封建的な大家族の衰えを正しく理解する。
キーワード:島崎藤村 封建的な大家族 不徹底
目次
摘要 I
要旨 II
1 はじめに 1
1.1 問題意識 1
1.2 先行研究 1
1.3 研究意義 2
2 『家』について 3
2.1 あらすじ 3
2.2 屋内と屋外 3
3 大家族の衰え 5
3.1 遺伝説と家族文化の流れ 5
3.2 家制度 6
3.3家督制と父家長制 7
3.4個人主義