要旨本論文では日本語類義語の「絶対に」、「必ず」と「きっと」を巡って、その意を分析する研究である。外国語を母語とする外国人日本語学習者は類義語の「絶対に」、「必ず」と「きっと」を使う場合に、異文化の差異と母語の干渉などの原因で、使い分けによく迷っていると考えられる。類義語辞典では三語についての解釈が簡潔で、具体的な分析はほとんどないようである。文法書の説明も三語のアスペクトについての差異にしか触れていない。そのため、本論文では副詞の「絶対に」、「必ず」と「きっと」の使い分けを探究してみたいと思う。44189
キーワード:類義語; 絶対に; 必ず; きっと; 使い分け方
摘要论文是围绕日语类义语中的「絶対に」、「必ず」と「きっと」展开,对其意义进行分析的研究。对于以外语为母语的外国日语学习者来说,在使用「絶対に」、「必ず」和「きっと」这几个词时,由于受到异种文化的差异和母语等的影响,经常无法很好地将这几个词区分开来。而且在类义语词典中对于这三个词的解释也十分简洁,很少对其进行具体分析。在语法书中也只涉及到对这三个词的体的研究。因此本论文将对「絶対に」、「必ず」と「きっと」三个词的区分方法进行探究。
毕业论文关键词:类义语;絶対に;必ず;きっと;区分方法
目 次
1.はじめに1
2.「絶対に」の使い方…2
2.1 ムード表現との組み合わせ2
2.2 肯否表現との組み合わせ…3
2.3 特殊な用法…5
3.「必ず」の使い方5
3.1 ムード表現との組み合わせ5
3.2 肯否表現との組み合わせ…6
3.3 特殊な用法…7
4.「きっと」の使い方…7
4.1 ムード表現との組み合わせ8
4.2 肯否表現との組み合わせ…8
4.3 特殊な用法…9
5.おわりに9
5.1 三者の共通点と相違点のまとめ9
5.2 今後の課題の提示10
注 釈…11
参考文献…12
1. はじめに
グローバル化の進歩につれて、現在の日本経済は著しい発展を遂げ、国際地位も上がり、世界に注目されている。日本は先端技術、伝統文化芸能や自然名所などがあるため外国との幅広い国際交流が盛んに行われ、さまざまな国の人との関わりが増えている。それにより、日本をより身近に感じるために日本語を学ぶ外国人はますます増えている。しかし、外国と日本の言語構造、文化、社会など各分野ではずいぶん異なっており、外国人日本語学習者にとって、類義語は意が近いため、従来、その使い分けが難問であると思われる。
外国語辞典や日本語辞典などでは言葉の意を解釈するに止まっており、具体的な使い分けについては十分に解明されているとは言えない。日本語類義語の中には名詞、動詞、形容詞、副詞など多くの種類があるため、すべての類義語を分析するのは難しい。そこで、本論文では副詞類義語の「絶対に」、「必ず」と「きっと」を巡って、その意を分析したい。この三つの副詞には共通点もあり相違点もあるが、中国語に訳されれば、どれも“一定”の意を持つ表現となり、一見、違うところがないように思われる。しかしながら、日本語においても中国語においても同じく断定的な意を表すこれらの表現には、同じところもあれば違うところもあり、外国語を母語とする外国人日本語学習者は類義語の「絶対に」、「必ず」と「きっと」を使う場合に、異文化の差異と母語の干渉などの原因で、使い分けによく迷っていると考えられる。