2 日本語の曖昧語の形成原因
2.1 地理の原因
日本はアジア大陸の東岸沖に位置する島国である。6800以上の島のうち、主なものは北海道、本州、四国、九州、沖縄の五つ、海を隔てて北はサンリン、シベリア、西は朝鮮半島、中国と隣接している。日本人の先祖はこのような海に囲まれた島で生活していたのである。内陸文化の言語特徴とは大分違う。明らかな差別がある。単一な民族単一な言語、こんな独特の言語環境で日本人は言葉を通じて、思想交流方面に特にいい長所があるから、共通する民族の特質によって、人と人の付き合いはより容易に、曖昧な言い方にしても互いに理解できる。なじみ間の会話は言葉がある部分が省略されても、ポイントだけあれば理解できる。心が通じるから。このような社会に生活して人間が周囲の人と事によく知っている、その環境を身につけて、一種の鋭い観察力と敏捷に理解する習慣を持つようになった。顔色をうかがって、相手が言わなくても意は十分に理解できる。あるいは、自分の意の少し言っても聞き手も無誤差に理解する。
日本社会は一つの家族のように、その中のメンバーの言語論理はこの家庭の中にも適用する。大量な省略、無制限な曖昧、婉曲の表現、日本語のもっとも明らかな特徴になった。日本島国の閉鎖性で日本が単一な民族の国になった。単一な民族の国民が世界観と人生観は単純であり、共通性が多い、お互いに交流しやすい。曖昧な日本語は島国により起こる。
2.2 思想の原因
交流する時、求和の心を持ち、衝突を避け、耐えがたいことがないように努力している。人々は一種の微妙なまさに「勘」のそこ理解を通じて、人間同士の調和を持っている。そして、公共場所で個人的意見を発表するのは嫌がる。たとえ発表としても、相手の気持ちを傷つかないように、なるべく調和で丁寧な言葉を用いる。個人的意見を人に押し付けない、この習慣によって、彼らは話をするとき、よく余地やメンツを残っていて、お互いに相手をさせないようにしている。
3 日本語の曖昧性の表現
3.1婉曲類
「婉曲表現」とは、普通は以下のように定義される 「する」を「するほかはない」「せざるを得ない」「しないわけにはいかない」というなど。「ある」ということを「ないと言い切れるものではない」というように言うこと。つまり、言葉をずばりと言い切れず、露骨でないように間接に言語表現を取ることである。婉曲表現とは:①話し手は言表事態の成立が真であると認識している。②言表事態の成立が未だ確認されていないところを有するものとして表現されている、といった二要件から成り立っている。
どうも
(1)いろいろな方法、手段を試しても、結果が得られないこと。その理由がよく分からない。
例:何度やってもどうもうまくいかない。
(2)原因、理由がはっきりしないが、何となくその感じだ。
例:どうも変だと思った。
(3)感謝や謝罪の気持ちを表す挨拶の語に添えて、その気持ちを強める言葉。下に付く言葉を省略することが多い。
例:どうもありがとう。どうもご苦労様。
3.2省略類
日本語には、省略の表現が随所に見られる。主語に限らず、ほかの成分でも、場合によってしばしば省かれるから、外国人によって日本人はいったい何を言いたいか分かりにくい。例えば、主語の省略「愛します」主語の「私」も目的語の「あなた」も省略されてしまった。「わたし」をやたらと会話に使う人は「自己中心」な人間と思われるだろう。それゆえに、日本人はお互いの人間関係を維持するために、なるべく「自己主張」を抑えるよう必要ない限り「私」を言わないように工夫する。
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