一方、中国には各地域での高齢化進展も日本と同じ、地域差異が顕著である。2000年の第五目人口統計の結果によって、全国の高齢化率は6.96%となり、北京、天津、山東、江蘇、上海、浙江、湖南、重慶など全部12個地域で高齢化率は7%を超えた。ほかの19個省級地域はまだ高齢化社会に入らなかった。2010年には、全国の高齢化率は8.87%に達して、高齢化程度がより深くなった。寧夏、新疆、西蔵、青海、海南を含めた5個地域を除いて、残ったのは全部高齢化社会に入った。とりわけ江蘇、上海、重慶などの地域で高齢化率は10%を超えて、高齢化問題はひどくなった。2000年から2010年まで中国の高齢化率の変化から見ると、各地域の高齢化率は均衡が取れなく、上昇したスピ―ドが違った。だから、日本と同じ中国の地域間に高齢化差異は顕著である。
2.2 都市と農村のアンバランスが著しい
上記で示した各地域の高齢化率から見れば、具体的な高齢化の状況は違う。農村で高齢化問題がひどいことは日本高齢化の特徴のひとつである。高度経済成長期には、農村から都市への非高齢人口の大規模な移動が起こったことで、大都市への人口集中がブ―ムになった。一方、このような人口移動によって、農山村地域では過疎化が深刻化し、早くから高齢化の進展した地域として特徴付けられた。2000年にに日本全国の高齢化率は17.4%となった。その中で、大都市東京は約16%に至ったが、山口や愛媛など農業地域で20ぐらい農村は50%を超えた。その傾向によって、2025年には都市と農村の高齢化率は25.5%と31.3%までに至ると予測される。つまり、日本の高齢化率は都市より農村のほうが高い。
中国も日本と同じ、高齢化の発展は都市と農村で顕著な差異が現れる。中国は経済の発展にしたがって都市化も進んでいる。けられた。2000年にに日本全国の高齢化率は17.4%となった。その中で、大都市東京は約16%に至ったが、山口や愛媛など農業地域で20ぐらい農村は50%を超えた。その傾向によって、2025年には都市と農村の高齢化率は25.5%と31.3%までに至ると予測される。つまり、日本の高齢化率は都市より農村のほうが高い。