日本では、昔から弁当を持って出社する習慣があった。また、日本では古くから、飲食業が発達していたが、今でもレストランなどの飲食業がとても盛んである。しかし、多くの日本人は、一時間の昼休みがあっても、さらに電話で昼食を注文することができても、弁当を持ってゆく習慣を守っている。日本では、弁当は普通で、どこでも見られる。学校の生徒は中国のように食堂へ行くことは相対的に少なく、自分で弁当を持ってきて食べる。サラリーマンもそうである。弁当を持ってゆくことはお金を節約するというだけでなく、健康にもよい。仕出し弁当でも、愛妻弁当でも、様々な弁当は鏡のように、日本人の飲食習慣を写し出している。
いま世界ではいろいろな国は日本の弁当を模倣している。日本と同様に、中国にも弁当がある。しかし、日本の弁当とは全然違う。中国の弁当は盛り付けなど形が雑で、美観がない。日本の弁当は明らかに異なる。私たち中国人は「色、香り、」を重視する。これに対し、日本人は「色、形、」を重視する。日本の弁当には、料理の盛り付けなどに、なにがしかの決まりがあるようだ。中国人の「色、香り、」に対して、日本人の「色、形、」、この間の一つの文字の違いに、両国の飲食文化の特色が現れていると考えられる。
この論文は多くの日本の弁当の中から、愛妻弁当を中心にして、日本の弁当の起源と種類を紹介し、中国弁当と比較し、その中から日本の弁当文化、飲食習慣をよりよく理解する基礎的資料を提供したい。
2先行研究と本稿の立場
2.1先行研究
本稿のテーマに関連する資料は多いが、本稿のテーマに近い研究は非常に少ないのである。以下に、中国と日本の弁当関連の研究成果をまとめて紹介してみたい。
孫(2012)は、今の日本には、「生活があれば、弁当がある」という話がある。弁当は日本料理の一つとして、日本人の生活に欠かせない愛を伝える食べ物である。弁当の内容とそのわいは日本の民族特色と地域情緒を十分に示す。天然の健康な食材で作った弁当は、その種類が多い。そして、日本の風習を含む弁当は、それを作った人に従って、分類することはより面白いことであると提起した。
高(2010)は、どの国でも、飲食文化はとても重要な文化である。日本の弁当はその独特な歴史で受け継がれてきている。その作り方とは世界で有名だ。時代はどう変わっても、弁当という伝統的な料理は消失することはない。弁当は単に腹を満たすものだけでなく、日本についてのことをよく知る窓だ。たとえば、食べたいものを全部、弁当箱に入れるのは、日本人の縮小意識を体現しているとする。この論文は、弁当文化はどのように日本文化に影響しているかという立場から研究している。
張(2011)は、日本の弁当は、その精巧な装飾と斬新な形を持つものとして世界でも有名である、としている。そして、日本弁当の発展過程についてのことを振り返る中で、弁当の形について分析して、日本の弁当は「形」を重視することを指摘した。
马(2013)は、日本人はさっぱりしたが好きである。弁当は「冷食」を主として、冷たくてもおいしい、としている。
王(2007)は、飲食は人間にとって一番重要なものだと言っている。中国では古くから「民は食を以て天となす」という諺がある。それに鑑みると、中国は飲食を重視している。日本は中国の隣国なので、それも同じである、としている。この論文は中日の調理方法と食べ方などの面で、その違いを詳しく分析した。
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