要旨日本語には、「動詞の連用形+動詞」型の複合動詞が数多く存在している。単純動詞と比べ、それらの複合動詞は豊かでさまざまな意味・用法を備えている。ところが、日本語学習者にとって、そのような複合動詞における理解と使用はとても困難であると言われてきた。国によって、学習者それぞれの複合動詞の習得現況と原因は違っていると考えられる。そこで、本稿では、中国人日本語学習者の複合動詞における習得状況を明らかにするために、中・上級レベルとした中国人日本語学習者を中心とするアンケート調査を実施した。その結果、中国人日本語学習者の複合動詞における運用能力はそれほど高くないことが明らかになった。また、日本語の複合動詞を習得する際、複合動詞の意味や使い分けなどが十分に理解できず、困難点になることも分かった。そして、複合動詞に関する誤用については、前項・後項動詞の片方によって意味を判断することによる誤用、自動詞と他動詞の混乱による誤用、ほかの意味近い複合動詞・単純動詞と混同することによる誤用などが見られた。89994
キーワード:複合動詞; 中国人日本語学習者;習得状況;誤用分析
摘 要在日语中,存在着很多“动词连用形+动词”这种类型的复合动词。与单纯动词相比,这些复合动词不仅十分丰富而且具有多种多样的意思和用法。但是,对于日语学习者来说,理解和使用这样的复合动词却是非常困难的。而不同国家之间的日语学习者对于复合动词的习得状况和原因又是不同的。因此,为了掌握中国人日语学习者对于复合动词的习得状况,我以中上级中国人日语学习者为对象进行了问卷调查。通过对问卷调查结果的分析,我得到了以下的结论:1。中国人日语学习者对于复合动词的运用能力并不高;2。在学习日语复合动词时,无法充分理解复合动词的意思、很难区分使用,这成为了学习时的难点;3。明确了中国人日语学习者对于复合动词的一些误用,如单纯依靠前项或者后项动词的意思来判断整个复合动词的意思、自动词和他动词的混淆、近义词的干扰等引起的误用。
毕业论文关键词: 复合动词; 中国人日语学习者; 习得状况;误用分析
目次
1。 はじめに。。 4
2。 先行研究と本研究の立場。 5
2。1。 先行研究。 5
2。1。1。 森田(1978:80-84) 5
2。1。2。 金(2014:43-46)。。 6
2。2。 本研究の立場。。 7
3。 アンケート調査。。 7
3。1。 調査対象。 7
3。2。 調査方法。 7
3。3。 テストで使用した複合動詞。。 8
3。4。 意識調査の結果と分析。。 10
3。5。 文産出テストの結果と誤用分析。 13
3。5。1。 結果。。 13
3。5。2。 誤用分析 13
3。6。 まとめ 19
3。6。1。 意識調査 19
3。6。2。 文産出テスト。 19
4。 結びと今後の課題。。 20
注釈。 21
参考文献。。 22
付 録 24
1。 はじめに
「申し上げる」「思い出す」「繰り返す」のような「動詞の連用形+動詞」型の複合動詞[1](以下、複合動詞と略す)には、「日頃によく使われるような比較的易しい語を組み合わせることによって、単純動詞では表し得ないさまざまな用法や表現を作り出す効果がある」(姫野,1999)ということである。
日本語の複合動詞について、田中(2004)は、「種々の調査によると、現代・古代を問わず、日本語の語意の中で多い品詞は動詞である。その動詞の現代語のものを、単純動詞と複合動詞に分けて集計すると、単純動詞の数のほうがやや多いものの、複合動詞もそれに迫る数だということである。つまり、日本語の中では、それほど複合動詞が使用されているのである」と述べている(p。63)。複合動詞は、日本人にも日常的に数多く使われ、日本語のなかで大きな役割を果たしている。また、複合動詞は、豊かな表現力を有しており、「具体的な状態や動作を表すことによって、生き生きとした描写を可能にしている」(金2013,p94)。例えば、「彼は『反対だ』と、きっぱり言った。」と「彼は『反対だ』と、きっぱり言い切った。」を比較すると、やはり複合動詞を使った文が場面により一層相応できるのではないであろうか。源Q于W优E尔A论S文R网wwW.yOueRw.com 原文+QQ75201,8766